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家々や......
四月末日、石巻を訪れた。
市営の研修センタービッグバンのホールでオーデイオ関連の集まりがあった。
家々や......_c0185653_00031727.jpg以前は陸っぱりの海釣りをするためにこの辺りはよく遊びにきたが、
しばらくS市を離れていたせいもあって、くるのは震災以来のこととなる。

三陸道も随分伸びて、家から来るのも格段に便利になった。
よく晴れて五月前なのに汗ばむほどの陽気であった。

同好の士の集まるイベントで気の張らないリラックスした一日を
過ごさせてもらった。オーガナイザーに感謝。

ブログの更新をサボっている間に季節は移ろい、はや皐月になってしまった。
今年は花の咲くのが早くまた急速に成長して開花するので季節の移ろいは
目を見張るばかりだ。
冬に玄関先を飾っていた葉ボタンはトウがたってついに菜の花が咲いた。
今年は桜、匂いガマズミ、海棠、花梨、忘れな草、牡丹、シャクナゲなど
庭の花木が間をおかずに次々と咲き誇り見事である。

     家々や菜の花いろの燈をともし  木下夕爾

四月の初めに娘が今年小学に入学する孫を連れて一時帰国し、
しばらく実家であるここに滞在してくれた。
孫は活発な子なので、正直そのアクティビティに対応しきれず、
もてあますこともあったが、こうして静かになってみれば、気が抜けて
ボケるのに丁度いいスローペースに戻り、花の賑わいに癒される毎日に
戻ってしまっている。


家々や......_c0185653_00534976.jpg
# by meltcheese | 2018-05-04 00:15 | 季節・花
古希の祝い
息子夫婦が1歳3ヶ月になった孫娘を連れて古希の祝いに東京から来てくれた。
古希の祝い_c0185653_23494263.jpg今年の誕生日には忙しくて帰れないといっていたから、息子家族と正月に呑むのを
あっさりあきらめていたので、祝いの席をもうけに寒いところ来てくれると云う
サプライズに驚きそして喜んだ。

「ドレスコードあり」といわれ、久々にネクタイをして家族そろってホテルで
食事をした。勤めがあるのでたった一泊で帰って行ったが、一歳を過ぎて
反応が女の子らしくなった孫娘と一晩ゆっくり遊んで至福のときを過ごした。

寒いのにわざわざありがとう。

古希の祝い_c0185653_23541784.jpg

























2000年に登録した赤いフォレスターはたいした故障も無くほとんど18年近くも走り続けてきた。
5年前に新規に今の白いフォレスターを求めたので一旦娘家族のところに嫁に行ったが、
「海外に行くので....」と出戻ってきたからしばらくは二台持ち。
赤いフォレスターはピカピカに磨いて買い物用のちょいのりに便利に使っていた。

それがこの3月に車検切れとなる。もう1回車検を通そうかとディーラーに見せたら、フレームに錆が来ていて
今後かなりかかりますよとのたまう。「ディーラーのいうことか」と腹が立って抵抗しようかとも思ったが、
古希になって思うところもあり、この間交換したばかりの新品スタッドレスタイヤ(ただし台湾製)代にも
ならない値段で二十年近く乗った愛着のある赤いフォレスターはドナドナされて行った。

そだねー。こうして長い間続いていた古い秩序がすっと新しい秩序にかわるというわけだ。

# by meltcheese | 2018-02-24 00:04 | 心象
北帰行
北帰行_c0185653_19594183.jpg  窓は 夜露にぬれて
  都 すでに遠のく
  北へ帰る 旅人ひとり
  涙流れて やまず

  夢は 空しく消えて
  今日も 闇をさすらう
  遠き想い はかなき希望(のぞみ)
  恩愛(おんあい) 我を去りぬ

  今は 黙してゆかん
  何をまた 語るべき
  さらば祖国 いとしき人よ
  明日は いずこの町か
  明日は いずこの町か








厳寒がまだまだ続いているが、冬の間伊豆沼で過ごしてきたマガンたちのシベリアへ帰る渡り(北帰行)がいつもより2週間遅れで始まったと云う。
そういわれてみれば日中には日差しの強さもようやく感じられるようになって、
ふと気がつけば、もう弥生三月ではないかといまさらながら季節に置いてけぼりにされる想いが強い。
小林旭の「北帰行」を知っていて懐かしい想いで聴くことのできる同世代の友人たちも随分と減ってきた。



1970年代から読んでいた好きな著者の買い漏らした本を
マーケットプレイスからぽちぽちと買い足している。

活字が全般に小さいので老眼にはいささかキツいが、昔の本はいいなー。

北帰行_c0185653_20011992.jpg

# by meltcheese | 2018-02-23 20:10 | 季節・花
最強寒波襲来
この間も今季一番とかいっていたが、再び”この数年で最強、別格の寒波”が、襲来する(している)らしい。

一昨日東京で南岸低気圧のせいで大雪が降り大混乱になった。
S市では降雪はさほどでなく気温も数℃まで上がって積雪もすぐ溶けそうな
勢いだったが、今日になって日中も気温が上がらず。
最強寒波襲来_c0185653_20350182.jpg


最強寒波襲来_c0185653_20360361.jpg 
  iPhoneのアプリに位置情報を与えてこのエリアの気温を
 みてみると、午後7時半だというのに-5℃。
 明日の朝にはどの程度まで冷え込むやら。
 こういう夜は室温がじゅうぶんあっても、どこからとも無く冷えが
 忍び寄り、体のあちこちにひやっと不都合を感じる歳になった。

 極端な天候不順、予期せぬ火山噴火、アラスカでは大地震、
 寒波襲来と天変地異が続く。
 今は八戸あたりで大きい揺れがあったようだ。
最強寒波襲来_c0185653_21133790.jpg
  
    
   今年のパフィオ 咲き掛け

# by meltcheese | 2018-01-24 21:23 | 空・雲
どんと祭
左義長、とんど焼ー正月十五日を中心に行われる火祭りの行事。小正月の十四日の夜、または十五日の朝にかけて行われるのが多い。
正月の飾りである門松や注連縄などを各家から集め積み上げて焼く。
この火は神聖なものと考えられ,その火で餅や団子などを焼いてたべると無病息災といわれている(角川版、現代俳句歳時記より)。

ここらへんでは左義長を”どんと祭”と呼んでいる。この小正月の行事はこのところ年々盛んになっている。
その火祭りと裸参りが同時に行われることで有名なここS市のO崎八幡神社では
毎年臨時バスが運行されるほどの盛況で、今年は十一万人を見こんでいるそうである。
自宅近くの比較的小さめの賀茂神社でさえ人出三万人だという。

混雑をさけて今年も鳥瀧不動尊のどんと祭に飾りを納めることにした。
団地の片隅にあるこの小さい不動尊が気に入って実は初詣もここにお参りした。
神仏混淆なのだが、古い習わしが、近年できた団地(とはいえ、50年ほど経つか)の人々に
自然なかたちで継承されているような感じがしてなかなかいいものだ。



どんと祭_c0185653_21331099.jpgどんと祭_c0185653_21331998.jpgどんと祭_c0185653_21332564.jpg 















 
  凛として冷えきっているが、路面凍結も風もなく、
  すがしい気持ちのする夕方である。
  
  近くに車をとめて坂を降りて行くと
  お焚き上げの火が見えてきた。

  燃え盛る炎に正月飾りをなげいれた。
  
  手を合わせて、今年も...、と
  家族の無病息災を祈る。



# by meltcheese | 2018-01-14 21:48 | 季節・花