この前の気温の上がった日に、庭仕事をしていたら、
遠くで、カッコウのなく声がしたような気がした。
空耳かと思って、なおも耳を澄ましていると、今度はすぐ近くの電線にきて止まり、
「かっこう、かっこう」と二声、よく響く声で鳴いた。
と、すぐに飛び去って、また遠くで二声、三声鳴くのが聞こえたが、それっきりだった。
「ほら、カッコウがないたよ」「ずいぶんお急ぎなんだねぇ」
偏西風のむちのような蛇行によって気温の変化が激しく、あいかわらず初夏なのか春なのか
わからぬ天気がつづいている。各地から梅雨入りのたよりが聞かれるが、
雨もよいの空にカッコウが渡ってきて近くで啼く声を聞いても今年はなぜかぼうとして季節感がない。
K市あたりはもうあじさいの季節でしょうにね。
作ったトランス出しAKIDAC改のアナログ部のf特を計って遊んでみる。
ふ〜ん、なるほどねー。
いまは音とたわむれながら遊びにきている孫と過ごしている、
至福な時ということだろう。