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小出力三極管PP
キリル文字で6H6nのようにかく。英語読みで6N6P。



小出力三極管PP_c0185653_23301355.jpg一年以上も前、ペルケ氏のHPで書かれていたこれをつかったCUE BOX。
「これびっくりするほど音がいい」という言葉にほだされて、
「そーか」と同じように2SK170-6N6Pで作った全段差動平衡アンプ
回路図はなかったがでっちあげてつくった割にはいままでになく定位がビシッと決まり、
S市の自宅のメインに今でも座ってます、非平衡入力になっちゃってますけど。


氏の平衡アンプコーナーに最近2SK117-6N6Pの記事がアップ、その内容が開陳された。
オレは定電流を得るのにLM317Tを真空管のKにかましてあるけど、回路や定数は当たらずとも
遠からじ。NFも二段構えで基本は一緒で.....、と。ホッ。
超高域の落ち方が暴れてないせいで、この別格の定位のよさがでているのかな?

ありゃ、NFの定数、ひょっとしてオレの高域はかなり早くから減衰が始まっているのかもしれん。
いよいよ周波数特性をとる必要に迫られるのか、オレも。


小出力三極管PP_c0185653_043390.jpg小出力三極管PP_c0185653_05655.jpg
もう5年も以前になる。
ある秋の日に、一関の近くの賢治ゆかりの東北砕石工場を訪れたことがある。
その展示記念館の脇に「デクノボウ」と云う名の喫茶兼飲み屋があった。
すこしまえまで、村の手工業の工場として使われていたような、
つげ義春風の雰囲気で、ごめんと声をかけてはいったが客もだれもいない。
ただふしぎなことに明かりがついてない室内のテーブルの上には手作り風の
アルミむきだしシャーシーの12BH7AのPPアンプが置いてある。
それには灯が入っていて、これも手作り風のキャビネットに収ったP-610につながっていた。

聴いてみたいとオレは激しく思ったが、何度呼んでも誰も出てくる気配がなかった。
by meltcheese | 2012-01-31 00:11 | 再生装置
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