いい時代になったものだ。
いま娘の家族は東南アジアのさる国に海外赴任中であるが、基軸国の首都なので住んでいる日本人は10万人を越えるそうだ。
このあいだみた町の風景写真には日本の商店やレストランなどの進出も数多く、近くには山梨の白州が本社の”シャトレーゼ”や
”トップバリュー”、”丸亀製麺”などがあって、”なんじゃここは故郷S市の自宅近くの商店街か”と紛うほどであるという。
日本のテレビ放送はオンデマンドで見放題で、情報ひとつとっても不自由の無い暮らしができるそうだ。
IT環境も整っていて,週に一度ぐらいのペースでFacetimeを使って孫とテレビ電話をする。
WIFIをとおせば、何時間でも料金を気にすること無く、常夏の国と真冬の日本とでこころゆくまで話ができる。
この時代のいいとこ取りをしようとするならば、年寄りこそIT、AI機器を駆使すべきなんだろうね。
この年末年始はカンボジアまで飛んで
アンコールワットで過ごしたそうだ。
”無事帰ってきたよ〜”とFacetimeがきて、
新年の生活を開始したのは承知していたが、
年始にアンコールワットから出してくれた
年賀状が2週間経った今日、
日本に届いた。
”じいじへ おたんじょうび おめでとう
はつひので みたよ”と、ある。
投函する時に”Air Mailだが3ヶ月かかるかもしれない”と
いわれたそうだ。
矛盾するようだが,タイムラグのある
郵便物というのも趣があってなかなかいいものだ。
便利さも不便さも味わいがある。
両方味わえるいい時代であるということか。